今から3年前の2020年、米国で行われた大統領選挙をめぐって大きな騒動が起きたことは記憶に新しい。 トランプ前大統領の敗北を認めようとしない同氏の支持者たちが、「選挙は盗まれた(選挙に不正があり本当ならトランプ候補が勝っていた)」と主張し、翌2021年1月6日(現地時間)に米連邦議会の議事堂に乱入するまでに至ったのである。 この事件では警察官1人と支持者4人が死亡しており、陰謀論の感染力や扇動力がいかに強力なものかを示すこととなった。 この「選挙は盗まれた」という訴えは、その後さまざまな報道機関や組織によって行われた調査によって繰り返し否定されている。しかし意図的かどうかを問わず、それを主張す