福井地震以降、半世紀ほどの間、内陸部に大きな直下型地震が発生することはありませんでしたが、一つひとつの活断層の活動サイクルは平均で2000年~3000年程度と言われています。従って、100年程度は誤差の範囲で、いつ起こるか想定できません。 それに対し、日本に押し寄せる海洋プレートは、より周期的に地震と津波を起こします。太平洋プレートは年8~10cmのスピードで東北日本の下にもぐり込み、2011年に東日本大震災を起こしました。フィリピン海プレートは年4~5cmの速度で南西日本にもぐり、高い頻度で地震津波を起こします。 1950年代になると、日本列島の地震活動は平穏期に入りましたが、1995年の阪