8月22日から24日にかけて、南アフリカのヨハネスブルクで開催されたBRICS首脳会議は、既存の5カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)に加え、2025年1月から新たに6カ国(アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、UAE:アラブ首長国連邦)が加盟することを発表した。 今回の6カ国承認を拡大の一里塚と捉える報道は多い。 近年、北半球の先進国に対し南半球の途上国の総称として「グローバルサウス」というフレーズが使われるが、今回のニュースは確かにその勢力拡大を印象づけるものであった。これにあわせて、筆者の元にも「国際経済・金融情勢にどのような影響を持つのか」という問い