史跡保存の目的は何か。もちろん歴史学、考古学、はたまた民俗学的な考証ということもあるが、それに加えて、そこに住む人たちの地域への愛着を深めるということも挙げられる。その意味では、史跡とはまちづくり、人づくりのための文化的資源であると言えるだろう。