2022年の半導体製造装置メーカー売上高ランキングで、トップ10に日本企業が4社ランクインした。その4社とは、4位の東京エレクトロン(TEL)、6位のアドバンテスト、7位のスクリーン、9位のKOKUSAI ELECTRIC(以下「国際」)である。 しかし、日本の装置(特に主としてウエハ上にチップを形成する前工程装置)が危機的状況にあるため、「トップ10に4社ランクイン」したことを無邪気に喜ぶことができない。というのは、地域別の前工程装置の売上高について、日本のシェア低下が止まらないからだ(図1)。 日本は、2010年頃までは米国とトップ争いを行っていた。ところが、2011年頃から急激にシェアが