トルコ南東部とシリアとの国境近くの活断層が今年2月、マグニチュード(M)7.8の地震を引き起こした。9時間後には近くの活断層でM7.5の地震も続き、合わせて数十万棟の建物が損壊し、両国で6万人以上が犠牲になった。 日本に劣らず地震の多発する国として知られるトルコでは、厳しい耐震基準が設けられていた。しかし多くの建物でその基準を満たしていなかったことが原因とも報じられている。 日本でも阪神・淡路大震災(1995年)で耐震基準を満たしていない古い建物が多く壊れて犠牲を増やしたが、その問題は30年近くたっても解消されていない。トルコ・シリアの震災は人ごとではない。 地震の頻発する日本では、過去に起き
トルコ・シリア地震の惨事は人ごとでない、世界最高の耐震基準誇る日本の弱点
【地震大国日本の今】古い建物、「耐震性あり」40%で生き残れるか
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