中国唯一の国務院直属(国営)通信社として、普段はお堅い習近平政権の教条ばかり報じている新華社通信が、創立86年にして初めて、4分間のユニークなミニ映画を製作した。タイトルは、「NATO迷走航空のアジア太平洋悩ましい途(みち)のり」。来月11日、年に一度の首脳会議を開くNATO(北大西洋条約機構)が、「アジア進出志向」を強めていることを、皮肉たっぷりに描いたコメディ作品だ。 私は4分間、腹を抱えて笑ってしまった。以下、このブラックコメディ作品を、文字で再現してみよう。(NATO United Pictures Inc.のロゴ)(「NATO United」とボディに書かれたジェット機が上空を飛んで
中国・新華社通信渾身のブラックユーモア、ミニ映画でNATOをあてこすり
東アジア「深層取材ノート」(第193回)
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供