アメリカを訪問した韓国の尹錫悦大統領は、4月26日(いずれも現地時間)の首脳会談に引き続き、同日の公式晩さん会出席、27日の議会上下両院合同演説と、次々と主要行事をこなし、30日に帰国した。 尹大統領の外交に対しては「失言が多い」、「譲歩しすぎる」として国内の評価が高くなかった。しかし、それは同氏が元来政治家ではないため、政治的発言よりは率直に自分の考えや信念を述べること、国益を考え韓国国内では人気のない譲歩も行うことが、野党・民主党や強硬な市民団体のアラ捜しを受けていたためのようである。 しかし、今回の尹大統領の米国国賓訪問を通じ、韓国の主張や行動は、米国の指導層から自由・民主主義世界の中枢