勝てるはず、だった。23日に投開票された衆参両院の5つの補欠選挙。野党第一党の立憲民主党は少なくとも衆院千葉5区と参院大分選挙区の2つでそう見込んでいた。 それも千葉5区は「政治とカネ」の問題で自民党の前職が辞職したことによる。不祥事のあとの選挙は野党に風が吹く。報道各社の事前の情勢分析でも自民党の新人との接戦が報じられていた。 ところが結果は、日本維新の会の新人が競り勝った衆院和歌山1区を除いて、自民党の4勝1敗。立民は全敗だった。いったい、何が起きていたのか。江戸川を挟んで東京と県境を接する浦安市と市川市の一部からなる、千葉5区に注目してみた。 投開票日3日前。朝6時。JR市川駅の南口。改
「実直で経験も十分、だけど地味」では有権者の心に響かないのか
千葉5区補選 当選にあと一歩だった立民・矢崎堅太郎、何が足りなかったのか
2023.4.25(火)
青沼 陽一郎
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供