20世紀末までは、都内のターミナル駅には昼夜を問わず、カップ酒片手にふらふらしながら怪しい目つきをしたオジサンがいた。通りすがる人々に「てめえ、なにしてんだよ、バカヤロー」などと絡んだり、奇声を発したりしていた。叫んでいたり、怒ったりしている方向には誰もいないだけに恐怖を感じたが、彼らのような種族は一体どこにいってしまったのだろうか。「酒を飲まなければいい人」は昔から無数に存在する。確かに、酒を極度に飲んでいる状態とは脳が麻痺した状態なので、「いい人」でなくなってもおかしくない。社会規範を守ろうという意思が人によってはぶっ飛ぶ。暴言を吐いたり、暴力を振るったりするのも脳がまともに機能しないから