首都圏の新築マンション価格が高止まりしている。平均的な所得の会社員にはとても手が出ない物件が多いのに、それでも高騰し続けているのはなぜか──。その理由を探ってみると、簡単には価格が下がらないワケが見えてくる。 不動産経済研究所によると、2022年の首都圏の新築分譲マンションの一戸あたり平均価格は6288万円で、前年比0.4%のアップだった。上昇率はわずかとはいえ、これで2年連続バブル期の最高値を更新した。 6288万円のマンションがどれだけ高いのか。仮に自己資金288万円で、6000万円のローンを金利0.475%の変動金利型、35年元利均等・ボーナス返済なしで購入した場合の返済シミュレーション