戦後最高とまで言われた相撲ブームを巻き起こした若貴時代。当然のことながら名バイプレーヤー(脇役)がそろわなければ、あれほど列島を熱くすることはなかった。 特に曙、武蔵丸(現武蔵川)、小錦のハワイトリオの存在感は抜きん出ていた。全盛期は曙(204cm、235kg)、武蔵丸(190cm、237kg)、小錦(187cm、284kg)と、それぞれ超巨体の持ち主。先輩の小錦は千代の富士時代から土俵を盛り上げていたが、曙、武蔵丸は若貴のライバルとして覇を競い合っていた。 当時、若貴の発言は事細かに報じられたが、ハワイトリオはあくまでもその盛り上げ役的な扱いだった。しかし、3人とも陽気なハワイアンだけに、あ
曙・武蔵丸・小錦のハワイトリオ、若貴のライバルが見せた知られざる素顔
【シリーズ】相撲記者が明かす戦後最高の相撲ブームを盛り上げた力士たち
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