[シャルム・エル・シェイク(エジプト)発]「♪ロス&ダメージ・イズ・カミング・ホーム(損失と損害が戻ってきた)」――。 毎年の恒例のように延長戦に入った国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で世界最大の気候変動NGO、CAN(気候行動ネットワーク)インターナショナルのメンバーが19日、記者会見の壇上でコーラスを始めた。「損失と損害」をご存知だろうか。英シンクタンク、王立国際問題研究所(チャタムハウス)によると、「緩和(温室効果ガス排出の回避と削減)」や「適応(現在および将来の気候変動の影響への適応)」によっても回避できない、気候変動による“破壊的な影響”を指す。そして「損失と損害
途上国の怒りが衝き動かしたCOP27、「損失と損害」基金設立で歴史的合意
洪水・干ばつに苦しむ途上国、温室効果ガス排出し発展した先進国への憤り爆発
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