学校給食、社員食堂、病院、介護施設向けのフードサービス事業を展開するシダックスの経営が揺れている。外食関連のベンチャーや投資ファンドの名前が乱れ飛ぶ新聞報道だけでは、何が起きているのか全く分からない。背後にある複雑な人間模様に注目しないと駆け引きの本質は見えてこない。 シダックスの現状を事実関係で書けば以下のようになる。 今年6月、有機野菜の宅配などを手がけるオイシックス・ラ・大地がシダックス創業家(志太勤取締役最高顧問と志太勤一代表取締役会長兼社長)との合意に基づいてTOB(株式公開買付)を開始した。 シダックスの取締役会がこれに反対。9月には外食大手のコロワイドが主力事業の買収に名乗りを上
子会社トップが親会社に「直訴状」、TOBで揺れるシダックスでいったい何が
経営の実権めぐり創業家vs取締役会&ユニゾンで対立、背景に複雑な人間模様
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