7月11~12日、上海市で1カ月遅れの高校入試が行われた。同市が4月から2カ月にわたり実施したロックダウンを受け、もともと6月だった日程を1カ月先送りしたのだ。 中学3年生は受験日の1カ月前から登校が再開され、入試前の復習や準備にあてられた。とはいえ、ロックダウンという非日常な生活を送りながらの3カ月に及ぶオンライン授業を経た後であり、受験生の不安の大きさは想像するに余りある。 さらに今年は「中考改革(高校入試改革)」の初年度だ。試験問題の科目や構成が大きく調整されたことから、過去の入試の水準などを基準にできず、もともと不確定要素の大きな入試だった。 筆者の子どもも受験生である。登校が再開され