任期が残り5カ月となった韓国の文在寅大統領にとって、最大の外交的課題は朝鮮戦争の「終戦宣言」を出すことだ。そしてもう一つが、中国の習近平国家主席の訪韓実現だろう。ただ後者については、新型コロナの影響で実現性が高くない。そこで文在寅大統領としては、北京オリンピックの開会式に合わせて自ら北京に乗り込み、そこで北朝鮮および米中首脳と共同で朝鮮戦争の終戦宣言を行うとともに、あわせて習近平主席との首脳会談を実現するという絵図を思い描いていた。
北京五輪でレガシー狙った「文在寅外交」米国のボイコットで轟沈
五輪外交で南北の「終戦宣言」目論むもボイコット拡大で成算なし
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