中国が突然、公開したインドとの「死闘」映像が、波紋を広げている――。2月19日、CCTV(中国中央電視台)の7チャンネル(軍事チャンネル)が、8分41秒の衝撃的な映像を公開した。それは昨年6月15日、中印国境のカラコルム山脈のラダック地方で、両軍が衝突し、インド側兵士20名が死亡したものだ。インド側からは、「中国側兵士も約40名死亡した」との証言が上がってきていたが、中国側はこれまで、この事件自体をひた隠しにしていた。それがいまになって唐突に、「死闘」映像の公開に踏み切ったのである。
中国が「中印国境の死闘映像」公開、次は尖閣が舞台
東アジア「深層取材ノート」(第76回)
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供