台湾は20世紀前半、日本の植民地だった。20世紀後半は、経済的に日本の下請け工場のような存在だった。ところが21世紀が20年を経た現在、「日本の5年先を行く」地域になりつつある。産業面でも、危機管理の面でもそうだ。「日本が上で台湾が下」という日本人の固定観念は、もはや通用しなくなってきている。