2020年の年末以降、電力市場は異常事態に陥った。異常な高価格が続いたのだ。これほどの価格高騰がなぜ生じたのか?政府やマスコミの説明では、主たる原因は「寒波」と「太陽光発電の出力低下」とされている。だが、実は間違いだ。実際には、今年の「寒波」は数年に一度程度のものでしかなく、需要増は普通に想定されていた範囲内。「太陽光」は前年に比べむしろ増加している。どちらも、異常な価格高騰の原因にはならない。
「電力市場大混乱」の先にある知られざる日本の危機
内閣府再エネ規制総点検タスクフォース「緊急提言」を基に
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