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スマートハウス
2016.12.30

ありそうでなかったスマート家電! IoT電球「TeNKYU」
色で情報を知らせて、お天気から見守りまでサポートするお手軽IoT

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IoTで話題になるのは、スマート冷蔵庫や電子レンジ、ディスプレイにもなるウィンドウといった近未来的な家電製品だ。何よりも見た目や機能からして、いかにもIoTといった感じがするため人の目を引きやすいからだ。

しかし、IoTはそんなに大げさなものではなく、もっと身近で生活に自然に溶け込むものであって良いはずだ。そんなIoT家電がスマート電球「TeNKYU」である。

TeNKYUが開発したこの電球は、フルカラーLEDや人感センサーを搭載する「スマート電球」である。人が近づくと点灯し、スマホで発光パターンをプログラムしたり、色を変更したりできる電球はすでに何社からか発売されているので、その類の製品かというと、そうではない。

本製品は、インターネットに接続されており、さまざまな情報を光と色で表現して知らせてくれる賢い電球なのである。それではTeNKYUを導入することで、生活にどういった変化をもたらしてくれるのかを説明しよう。

ぱっと見では、少し大きめのLED電球

「TeNKYU」の見た目は一般家庭でよく見られるLED電球そのものだ。多くの家庭で使われる電球用のソケットに装着できる。線の切れた電球を新品に交換する感覚で導入できるので、IoT機器を導入したといった実感はないだろう。

それもそのはずこの製品は、「生活に溶け込む」「手間いらず」をコンセプトに設計しているためだ。タッチパネル式の大画面液晶ディスプレイを搭載する“いかにも”なスマート冷蔵庫がキッチンに鎮座している、というような派手さはまったくない。

ソケットから電源を取るので電池交換の必要もない。実にシンプルだ。

スマート家電らしく機能を追加できる

このTeNKYU、まだ完全に開発が完了したというわけでなく、いままさに開発が完了に近づいている段階だ。そのため、すでに行える機能、これから追加される予定の機能といった過程にある。

アプリを追加することで機能を増やせるところが、スマート家電らしいと言えるだろう。現在スマート機能として利用できるのは、天気予報アプリ(iPhone用)と組み合わせた「雨降り通知」機能だ。

「傘を持って行こうか? やめようか? 今日の降水確率はどうだろう……。」と微妙な天候の日は誰しも悩むことがあるはずだ。

天気予報アプリをiPhoneにインストールしておきTeNKYUを玄関の照明に使用していれば、ネットの天気予報から情報を得ておき、外出を人感センサーが感知したタイミングで、その時間以降の降水確率が50%以上であった場合、青く点灯することで、傘を持って出るように促してくれる。

住んでいる地域は「天気予報アプリ」の地域設定から場所を選択するだけだ。日本以外はどうかというと海外の主要都市に対応しているので、もちろん外国でも使える。

TeNKYUに追加できる機能「見守りと防犯」

内閣府の調査によると、一人暮らしで、なおかつ65歳以上の高齢者人口は2020年には650万人を突破する見込みだという。

今後もさらに高齢化が進んでいく中、人口の減少による介護サービス業の人手不足も深刻化してきている。介護職の収入が増えないため介護職に就く人も増えず、にもかかわらず介護が必要な人だけが増えていくといった状況にある。

そのためIoTを活用した見守りサービスの需要が増加傾向にあるという。

また、安倍政権の成長戦略(日本再興戦略)の中で、戦略市場創造プランのテーマのひとつに「国民の『健康寿命』の延伸」を掲げており、ヘルスケア産業の注目が高まっている。

そうした状況を踏まえ、TeNKYUは独居老人の「見守りアプリ」を追加機能として提供予定だ。また、人を見守る機能を応用した「防犯アプリ」の開発も予定している。

電球で行う見守りとは?

単なる電球で見守りが可能なのか? といった点であるが、見守りアプリは、TeNKYUに搭載された人感センサーの反応、あるいは本製品の点灯用スイッチのON/OFFが一定時間(初期設定は24時間で変更可能)ない場合に見守る側(例:息子夫婦)に通知する。

見守れるのは、独居中の高齢者だけではない。たとえば仕事で帰宅が遅くなりそうな時、家族が帰宅しているか否かを外出先から把握することもできる。

いま家に誰もいないはずなのに人感センサーが人を感知

見守り機能を応用した防犯アプリだが、たとえば誰も家にいないことがわかっている場合、人感センサーが人を感知したとしたら、それは侵入者であると判断できる。

侵入者アリと判断されると、TeNKYUの赤い光の点滅で、侵入者へ退室を促しながら第三者に侵入を通知する。また、アプリがアラートを発するので、そこから110番したり、隣人に連絡して確認してもらったりといった対応ができる。

見守りだけでなく防犯用にも活用できる。

単にフルカラーLED電球とインターネットが接続されただけのTeNKYUであるが、それだけで、これだけの機能が実現できる。IoTが持つ可能性を示している好例である。

いまのところ、「TeNKYU」の発売日や値段等は未定だが、渋谷で開催されたプレゼンイベント「sprout」にて最優秀賞とIBM特別賞をダブル受賞しているということからも、いま注目されて早期の製品化が待たれるIoTデバイスと言えるだろう。

スマート電球「TeNKYU」
http://tenkyu.net/

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