アジア諸国はギリシャ危機の展開を、羨望と他人の不幸を喜ぶ気持ちが混ざり合った複雑な思いで注視してきた。アジア諸国が1997年に金融危機を経験した時、各国が受けた支援はギリシャよりはるかに少なく、支援の条件ははるかに厳しかった。それでも、アジア諸国はギリシャよりはるかに力強く回復し、増え続ける救済が回復にとって最良の処方箋ではないかもしれないことを示唆している。