カンボジアには本屋らしい本屋がない。プノンペンで「ブックセンター」というところは、たいがい文房具が売られていて、ほんの少し辞書や教科書の類が隅のほうに置かれているだけだ。一番大きな本屋は英語の書籍の本屋で、すべて輸入品のため恐ろしく値段が高い。