日本は戦後、「軽武装・経済外交」の“吉田ドクトリン”と呼ばれたものに振り回されてきた。軍事力の脅威的な増強で覇権確立を企図する中国に対処するため、米国がアジア重視戦略に転換したにもかかわらず、日本は同盟を深化させる有効な行動が取れないジレンマを抱えている