いま直面しているのは、「米兵犯罪再発防止」や「オスプレイ事故防止」といった個別課題というより、「日米同盟と日本の安全保障スキームにおいて、沖縄と日本本土はどうあるべきか」といった根源的問題なのである。「沖縄差別」解消なしに、日米同盟の安定的存続は不可能であり、尖閣諸島をめぐる日中間の確執も平和裏に解決する基盤を失いかねないのだ。
揺らぐ日米同盟、本当の危機は沖縄にある
国境と国益(第17回)
2012.11.1(木)
古是 三春
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