<この動画で学べること>
・ショッピングセンターの役割の変化
買い物の場からブランドが持つ商品・サービスを体験するタッチポイントへ
・館とテナントのデータ活用のこれから
データを共用し、商品・サービス単位でのパーソナルなマッチングに生かす
・リテールDXを阻害する要因の解消法
店舗での売り上げだけに固執するマインドセットを変える

〔編集長がこの動画で伝えたいこと〕
2010年代初頭、日本の小売業界でもオムニチャネルという言葉が登場したころ、パソコンやスマートフォンで情報を得てから来店するお客の行動もまた、顕著になってきました。

そして、2012年頃、「パルコのWebサイトを見るデバイスの7割弱がスマホというデータを見て、スマートフォンでのお客さまとのコミュニケーションプランニングを意識し始めた。これが、DXのきっかけになったと思っている」と、パルコの林直孝氏は振り返ります。

このように、日本の小売業界の中では先行してオムニチャネル、リテールDXに取り組んできたパルコ。複合商業施設のPARCOを展開する企業だけあって、館とそのテナントまで含めたデジタル活用にもいち早く注力し、2019年秋の渋谷PARCOのリニューアルなど、デジタル技術を使った最先端の商業施設の姿を示し続けています。

今回は執行役員 CRM推進部兼デジタル推進部担当の林直孝氏に「リテールDXの目指す先」について語ってもらいました。DX先進企業 パルコは何に取り組み、どこへ向かおうとしているのか?

「探究 DX insight」は、小売業界のDXのキーマンを招き、学術とビジネスの視点からリテールDXの本質を探究していく企画になります。
オムニチャネルとリテールDXの研究で著名な小樽商科大学の近藤公彦副学長・商学研究科 教授と神奈川大学の経営学部国際経営学科 中見真也准教授という、2人の研究者が小売業界のDXのキーマンに鋭く迫ります。