最先端の電子顕微鏡がモビリティの未来を築く
ナノレベルの3次元イメージングで加速するEV電池材料開発
サステナブルな社会の実現に向け、電気自動車(EV)の普及に期待が高まっている。普及の鍵を握るのがバッテリーの性能向上だ。いま主流のリチウムイオン電池や、次世代バッテリーとされる全固体電池の研究開発において、電子顕微鏡を用いた3次元でのイメージングや分析が注目を集めている。電池が持つ複雑な材料構造と、電池として発揮される性能の関わりを理解することで、新しい電池材料を効率的に開発できると期待されている。電子顕微鏡の分野において世界最高レベルを誇るサーモフィッシャーサイエンティフィックの「プラズマ集束イオンビーム走査電子顕微鏡」(プラズマFIB-SEM)が、EV向けバッテリーの材料開発に役立てられ、サステナブルな未来社会の構築に貢献している。