
4つ目は、「購入上限レート」を設定できる点だ。あらかじめ任意のレートを設定しておけば、設定値より不利なレートのとき(=円安)は購入を自動で見送るしくみになっている。「一定額以上円安になったときには外貨を買わない」というような投資方針をもつ人には嬉しい機能。設定したレートはいつでも変更可能で、自身の許容レート内で積み立てできる安心感があるだろう。

ほかにも、月に5万円以上の積み立てで金利や為替コストが優遇される制度や、貯めた外貨を自宅にいながら現金で受け取れるサービスなども用意されている。宅配の対象通貨は米ドル、ユーロ、豪ドルの3通貨に限られるが、海外旅行のために計画的に貯めて使うことができる嬉しいサービスだ。※外貨宅配の利用には、所定の手数料がかかる。

たとえば米ドルの場合、優遇ステージ1になると0.01%の年利(税引前)が外貨定期預金金利に上乗せされる。1通貨当たりの為替コストは片道12銭になり、通常より3銭安くなる制度だ。
これらのポイントをうまく活用すれば、組み合わせを工夫して自分の投資経験に合わせた外貨の運用を楽しむことができる。初めて外貨預金をスタートするビギナーは、レートや最新情勢などの情報を入手しやすい米ドルで月1回の積み立てから始めてみては。「購入上限レート」を活用すれば、初心者でも自身の許容レート内で安心して積み立てを実践できる。過去5年くらいのチャートを見ながら、どの程度の価格なら買おうか考えるのはきっと面白いはず。次のステップとして、米ドル、ユーロ、新興国などの組み合わせもおすすめだ。レートのチェックが日課になれば、積み立て日をふやすというステップアップもある。
どの通貨を、何回に分けて、どのくらい買うか。組み合わせは自由自在だ。

ソニー銀行では、「外貨預金の積立購入」のほかに「円の積み立て定期預金」、「投資信託積み立てプラン」という3つの積立商品を用意している。2014年からNISA(少額投資非課税制度)が始まるので、投資信託を組み合わせて分散投資を考えるのも1つの選択肢になるだろう。
円安の影響で、輸入物価が上がり始めている。自分が直接・間接に消費している輸入品をあらためて考えてみると、食料品やガソリンなどのエネルギー、ブランド品など思いのほか多いことに気づくかもしれない。外貨を持っていれば、そのような輸入物価の価格上昇を相殺できる利点がある。長く続いた円高のトレンドからの転換点にある今、無理のない金額で外貨の備えを少しずつ始めてみてはいかがだろうか。

【本サービスについて】
「外貨預金の積立購入」は、お客さまが指定した積み立て日に、円普通預金口座から自動的に外貨を購入し、外貨普通預金口座に預け入れるサービスです。
【外貨預金のご注意】
◎外貨預金には為替変動のリスクがあります。為替相場の変動により、また、為替相場に変動が無い場合でも、為替コストによりお引き出しの外貨を円換算するとお預け入れ時の円貨額を下回り、円貨ベースで元本割れが生じるリスクがあります。
◎外貨預金は預金保険の対象ではありません。
◎円普通預金から外貨普通預金に預け入れる際の取り引きレート(TTS)と、外貨普通預金から円普通預金にお引き出しする際の取り引きレート(TTB)には為替コストが含まれます。
◎通常時の為替コストは、対円の場合は1通貨単位当たり最大で片道90銭、対米ドルの場合は1通貨単位当たり最大で片道0.0250ブラジルレアルです。
◎外貨預金は満20歳以上のお客さまにご利用いただけます。
◎外貨預金には、元本割れのリスクがあるため、「お客さまカード」に登録された投資目的が「資産運用にあたっては、元本割れのリスクは一切許容せず、資産運用を検討する。」の場合は、お取り引きを制限させていただきます。
◎外貨預金の積立購入の商品詳細説明書、その他商品の商品詳細説明書は、サービスサイト上で必ずご確認ください。
【投資信託について】
◎ソニー銀行の投資信託のお取り引きは満20歳以上のお客さまにご利用いただけます。
◎投資信託は運用会社が設定・運用している商品であり、預金ではありません。また、投資信託は元本保証および利回り保証のいずれもありません。
◎ご購入の際には、サービスサイト上で投資信託の重要事項を必ずご確認ください。
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2013年12月6日現在