お手元のパソコンやスマートフォンで調べても大丈夫です。GoogleやYahoo! JAPANの検索ウィンドウに「渋谷区 人口」というキーワードを入れてクリックすれば検索結果の上位に、調べたいサイトがリストアップされます。いまや欲しい・知りたいデータをインターネット経由で手軽に入手できる時代です。
為替や株価、1週間先の天気予報など、たいていの情報がすぐに分かることは誰でも知っています。
ところが、次のような問いは、どうでしょうか。
「あなたの会社の今四半期における、売上高の着地予測は?」「全営業所・支社、部署ごとの人数は?」「資金繰りの状況は?」「営業マン一人ずつの前年同月と今月の売上げは?」
おそらく経営者の方は、担当部門の統括者に調べてくれ、と依頼することでしょう。
その返事は、いつ頃来るのでしょうか。人事部門の担当者に社員数を尋ねたら、依頼したことを忘れた頃に、メールソフトの受信フォルダに、スプレッドシートのファイルが添付されたメールが一通届いていれば及第点、そんなところでしょうか。ほかの部門はどうでしょうか?
財務部門にキャッシュフローの現況を尋ねたら、営業部門に旗艦店の売れ筋商品のここ2、3週間の購買層別販売数を尋ねたら、はたまたマーケティング部門に先月までの媒体別の広告宣伝予算消化状況を尋ねたら。
ビジネス管理プラットフォームを提供する米Domo社が、さまざまな分野のビジネスリーダー1,064人を対象に行った調査によると、回答者の93%が「業務を遂行する上でビジネス情報に依存している」と答える一方、「常にビジネス情報へ迅速にアクセスできる」としている回答者はたった6%に過ぎませんでした。
こうした悩みを抱える経営者や部門長は、実はとても多いのです。とはいえ、企業の意思決定にはスピードが必要不可欠です。インターネットで知りたい情報を検索するのがこれほど日常的な世の中にあって、企業や組織のいまの状態を知るために必要なデータがすぐ手に入らないのは不思議、いえそれ以前に不安ではないでしょうか。
日本でも、多くの企業がこのソリューションを採用しています。例えば、求職者と人材を求める企業の最適なマッチングを支援するリクルートキャリアは、「データソースが多様なため、横断的な数値の把握が困難」といった課題がありましたが、Domo上にデータを統合することで、データドリブン経営を実践しています。


