ルネサンス時代にあらゆる芸術を開花させた芸術先進国のイタリアは、バロック音楽でも時代を牽引していきます。 楽器産業で栄えたイタリアは、器楽の発展にも貢献。上声のメロディや言葉が聴き取りやすく、自由自在に躍動するために、コントラストの鮮やかな「新音楽」のモノディ様式が生み出されました。通奏低音もその手法として誕生しました。この新しい声楽様式が、イタリアのオペラ発展に大いに寄与します。 ヴィヴァルディは、3大バロック音楽家の一人で「協奏曲の父」です。「赤毛の司祭」の名で知られており、モンテヴェルディの死後、交代するようにヴェネツィアで登場した協奏曲とオペラの名手です。バッハやヘンデルとほぼ同時期に
ヴィヴァルディが500曲以上もの協奏曲を作り「協奏曲の父」となった時代背景とは?
「論理的音楽鑑賞法」でバロック時代の音楽を読み解く:ヴィヴァルディ編
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