総務省が2月21日に発表した1月の消費者物価指数(CPI)は総合指数が前年同月比で4.0%上昇(昨年12月は3.6%)、生鮮食品を除く総合指数も3.2%上昇(同3.0%)と3カ月連続で上げ幅が拡大した。 とりわけ値上がりが激しいのがコメだ。「うるち米(コシヒカリを除く)」は上昇率が71.8%に達し、値上がりが加速している。野菜も同様だ。前年同月比の3倍近くに高騰したキャベツを筆頭に生鮮野菜は36%上昇した。コメ高騰は調理食品にも波及しており、「おにぎり」は9.2%上昇した。 食品類は購入頻度が多く、価格高騰時に消費者心理への影響が大きい。総務省の家計調査(2024年、全国)で、生鮮野菜の年間購