ドイツでまたも惨劇が起きてしまった。2月13日、ドイツ南部・バイエルン州の州都ミュンヘンで、平和的なデモに参加していた人々に車が突っ込み、少なくとも39人が負傷した事件で、重篤な状態にあった2歳の女児と37歳の母親が16日までに死亡した。事件直後の映像には、道路に横たわる人たちに必死の救命処置が続く傍らに、壊れた傘やベビーカーが散乱している様子が確認されていた。 車を運転し、現場で取り押さえられた男(24)はアフガニスタン出身で、2016年に難民申請をしたが、その後却下された。しかし、男にはドイツでの居住と労働が許可されていた。バイエルン州の内相は地元メディアの取材に対し、男にはこれまで犯罪歴