タイの首都バンコクでベトナムやバングラデシュで作られたトレンディーな洋服を販売する店の店員が、売れ行きがすっかり鈍くなったと愚痴をこぼしている。 インドネシアでは、東部の港に誘導する貨物船を増やす計画が検討されている。 マレーシアでは、ある政治家が「重荷になる」新税が貧しい国民を痛めつけると手厳しく批判している。 一見無関係なこれらの出来事の背景にあるのは、世界に押し寄せている中国製品の洪水だ。 中国の隣人に当たる東南アジア諸国は、まさにその最前線に立たされている。 この現象の発端は中国にある。 不動産市場の不振、元気をなくした消費者、そして大規模な景気刺激策に抵抗する国家のせいで、この国の需
東南アジアを襲う貿易のツナミ、製造業が中国からの輸入により大打撃
2025.2.17(月)
The Economist
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