北朝鮮の核ミサイルの脅威が飛躍的に増大する中、今一度、韓国の2人の大統領の政策を振り返ってみたい。 文在寅前大統領の融和政策と尹錫悦大統領の国防態勢の再構築を比べ、どちらが国家の安保を高めたのか、危機に向かわせたのかを考察する。 北朝鮮は、米朝の交渉の中で何度も「核ミサイル開発を凍結する」と言っては油断させて支援物資を獲得しつつ、その裏で核ミサイルの開発を継続してきた。 この30年間を振り返ってみても、北朝鮮は移動式のICBM(大陸間弾道ミサイル)、極超音速滑空体を含む各種ミサイルの開発に邁進しており、止まることはなかった。 北朝鮮の金正恩総書記と米国のドナルド・トランプ大統領(1期目)との交
韓国の大統領逮捕をほくそ笑む金正恩、北朝鮮の脅威が一段と増加
安全保障上の観点からは前任の大失態を挽回した尹錫悦大統領、高く評価されるべき