箱根駅伝の復路。トップの青学大は6区終了時で2位の中大に3分49秒、3位の駒大に4分07秒という大差をつけていた。勝負は決まったかと思われたが、駒大は当日変更で7区に佐藤圭汰(3年)を投入。“ラストチャンス”にかけていた。 駒大・藤田敦史監督は谷中晴(1年)の調子が上がっていなかったこともあり、佐藤を3区に起用するプランも持っていた。しかし、3区と7区、どちらのほうがアドバンテージを得られるのかを考えたという。「3区は圭汰でもそれほど差をつけられませんが、7区なら差がつけられる。谷中も復調したので、復路でもう1回チャンスを作れると思って、戦略的に圭汰を7区に置いたんです」 この采配がズバッとハ
「地獄」からの生還…駒大・佐藤圭汰が10か月ぶりのレースで爆走、7区で区間記録を1分近くも塗り替えられた理由
第101回箱根駅伝レビュー④
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