「1時間8分台を出して、『山の神』になりたいです!」 そう言い続けてきたのが創価大・吉田響(4年)だ。東海大1年時に5区を区間2位と好走。創価大に転校して臨んだ前回は出雲と全日本の5区で区間賞を獲得するも、箱根の5区は低体温症に苦しみ、区間9位に終わった。 吉田といえば、上り坂や向かい風、それからロング区間に強さを発揮するイメージだったが、今季は出雲と全日本で“スピード区間”の2区に登場。駒大・佐藤圭汰が保持する区間記録を目指して突っ走った。出雲は区間2位に32秒差をつけるダントツの区間賞。全日本は区間記録に4秒差まで迫っている。 最後の箱根駅伝。補欠登録されていた吉田は5区ではなく、2区に投入