出直し選挙となった兵庫県知事選は、斎藤元彦前知事が当選した。パワハラ疑惑などで、マスコミの厳しい批判に晒された斎藤は、SNSを上手く活用して勝利を収めた。その勝因については、既に数多く論評されているが、私は今の地方自治のあり方について、制度論を含めて問題を提起したい。 また、アメリカでは、次期大統領に選ばれたトランプが、信じがたいような側近人事を次々と発表している。さらには、退陣間近なバイデン大統領が、ウクライナに長距離ミサイルの使用を許可し、早速、それがロシア領内攻撃に使われている。これらの動きも、大統領制度と関連がある。 私は国政の場で、国会議員や閣僚を経験した後に、東京都知事になった。東
モンテスキューを疑え、斎藤元彦、トランプ、バイデンの決断と行動から「大統領制の欠陥」を考える
【舛添直言】三権分立の「権力の相互チェック」という機能は正常に働いていると言えるのか
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