地図上に表現できるということは、他のさまざまな地図上に表現可能なデータと重ね合わせることができる。 ここが重要なポイントで、このPTSQCと他のデータの地図上での重ね合わせから、第二の機能である「社会的機能」や、第三の機能である「自動車の諸問題の緩和機能」を加味した上で、公共交通のポテンシャルを推し量ることができるようになるのである。 地図上に表現できるデータは様々ある。その最たるものは人口だろう。 日本でも国土地理院が国土数値情報として人口のメッシュデータを公開している。これと重ね合わせれば、人口が多いのに公共交通サービス水準が低い場所を特定して、そこの公共交通を強化することができる。 また
鉄道・バスの利便性をどう高める?「採算重視」で苦境に立つ日本の公共交通が学ぶべきオーストリアのデータ活用術
公共交通サービス水準と人口を地図上に可視化、そして政策判断に生かす
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