これまでに、公共交通には「事業」としての性質以外に、第二の機能として「社会的機能」があること、さらに第三の機能として「自動車の諸問題の緩和機能」があること、そして鉄道・軌道の第四の機能として「都市・地域の骨格を形成する機能」があることを述べた。 また、「収支」や「赤字」は事業としての性質に着目した指標であること、また輸送密度も基本的には事業性についての指標であることを述べた。 公共交通の第二、第三の機能について検討し、政策へとつなげていくには、事業性に着目したものとは違った指標が必要となる。今回はその一例として、公共交通のサービス水準を「空間的に」分類して可視化する指標を紹介する。 これはスイ
公共交通のポテンシャルが地図でわかるオーストリア、ローカル線「赤字か否か」の議論から脱却できぬ日本が欠く発想
「公共交通の弱点をどの程度克服できているか」を指標にし、地図にする…その画期的手法
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