高校野球は、かつてない「改革の時期」を迎えている。筆者の偽らざる感想だ。 2018年の「公式戦、13回以降のタイブレークの導入」、2023年の「タイブレークを10回以降に短縮」、同年夏季からの「クーリングタイムの導入」、さらに今春の甲子園(選抜大会)からの「反発係数の低い金属バットの導入」、そして夏の甲子園(選手権大会)からの「試合開始時間の変更」。ついには「7回制の導入の検討」を議論することが発表された。 こうした矢継ぎ早の改革は、日本高野連が主導している。現日本高野連の寶馨会長が、改革に意欲的だと言われるが、日本高野連に出向いて継続的に取材をしている筆者も、強い意志をひしひしと感じている。