国民からどんなに冷たい目で見られても自衛官は創隊以来、法令を遵守し、吝嗇に生きるのが真骨頂であった。 今回の事務次官や統合幕僚長以下218人の大量処分者が出たことは、隊務に支障をきたし、また長年にわたって築かれた国民の信頼を失なわせる由々しき事態である。 特定秘密取り扱いの法令無視、並びにパワハラ、潜水手当ての不当受給、無銭飲食という防衛省・自衛隊の内部に巣食う倫理観の欠如が露わになった。 木原稔防衛大臣は「国民の信頼を裏切るもので決してあってはならない」と語っているが、国際情勢が緊迫し、中でも核兵器を保有する国に取り囲まれている現今の日本において、防衛の緩みは許されない。 また、国民の信頼を