韓国社会が、自国の「伝統」が廃れていることに危機感を抱いている。歴史認識問題を掲げて日本や中国と衝突を繰り返しているにもかかわらず、その土台ともいえる自らの伝統は、スポンジのように穴だらけらしい。  去る6月13日、ネットメディアのニューシス(NEWSIS)が、伝統を忘れる韓国の実情を報じた。KOREAWAVEが日本語に訳している*1。 それによると、韓国の多くの若者が「端午」を知らず、伝統衣装の「韓服」を着なくなったらしい。「端午」とは、6月10日の端午節のこと。もともとは中国の戦国時代の政治家である屈原の命日に由来する。それが旧暦の5月5日で、のちに中華文化圏全体に広まり、日本では新暦の5