2023年、ドイツは米ドル建ての名目国内総生産(GDP)で日本を抜き、世界3位の経済大国となった。そのドイツの2024年の失業者数は、過去10年で最も多くなるようだ。 ドイツで最も実績を持つ経済研究所の一つであるケルン経済研究所(IW)は4月26日、2024年の失業者が280万人と、2015年以来で最多となる見込みを示した。 ドイツの直近2023年10-12月期の失業者数は137万人と、1年間で4万人増加している(図表1)。IWの予測に基づけば、今後1年で、失業者はさらに140万人増えることになる。【図表1 ドイツの失業者数と雇用者数】 現に、景気の停滞が顕著なドイツでは、様々な企業で雇用の整
GDPで日本を抜いたドイツで吹き荒れるリストラの嵐、ドイツ経済で何が起きているのか?
【土田陽介のユーラシアモニター】過去10年で最多となる見込みの失業者数と働かなくなったドイツ人
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