注意深く観察すると、米共和党が円陣の形の銃殺隊を組んでいることが分かる。 引き金は4月20日になってようやく実施された、610億ドル規模のウクライナ支援法案についての採決だった。 共和党議員の票はほぼ真っ二つに割れた。おまけに、この採決での賛成と反対の違いはウクライナよりもはるかに大きかった。 なぜなら、これは折り合うことの決してない世界観の違いを表しているからだ。 ニューヨークの裁判所の薄暗い法廷で、来る日も来る日もイライラしながら座っているドナルド・トランプでさえ、共和党内のグローバル主義者と反グローバル主義者の橋渡しはできない。 共和党議員はお互いを敵呼ばわりしている。 テキサス州選出の
ドナルド・トランプが居眠りしている間に起きること、ウクライナ支援法案の採決で共和党内の分断があらわに
2024.5.1(水)
Financial Times