英国ブライトンを本拠地とする保育士にして作家のブレイディみかこさん。父谷川徹三(哲学者)・多喜子夫妻の没後も、生まれ育った杉並区南阿佐ヶ谷の家(お屋敷です)に住む詩人の谷川俊太郎さん。本書はブライトンと阿佐ヶ谷を飛び交った電子メールによる往復書簡である。 インテリ家庭に育ち、常に詩の第一線に立ち続けてきた裕福なお坊ちゃま。ブルーカラーの家に生まれ、福岡最難関の名門高校に進みながらも、パンクミュージックにイカれて渡航費用のためのアルバイトと渡欧を繰り返し、英国に定住して四半世紀になる「地べたライター」。不思議な組み合わせだが、発案は岩波の『図書』編集部だったようだ。 第一信はブライトンから。2
GWに読みたい6冊、谷川俊太郎とブレイディみかこの往復書簡、アジア作家アンソロジー、話題のノンフィクションなど
今月読みたい本(第11回)
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