ロシア・プーチン大統領の汚職疑惑などを長年追及し、反体制派の急先鋒で活動家だったアレクセイ・ナワリヌイ氏(享年47)が極北の刑務所で死亡してから2カ月が過ぎた。この間、プーチン氏は3月の大統領選で「圧勝」し、通算5期目の当選を果たした。 選挙前に執り行われたナワリヌイ氏の葬儀には、戦時下の厳戒態勢で集会などが禁じられ、参列すれば逮捕の危険があったにもかかわらず、数万とも言われる人々が押し寄せた。同氏を支持する層の大きさを物語る一幕だったであろう。 その後も終わりの見えないウクライナとの戦闘は続き、モスクワ市内では先月、テロで140人以上もの人が犠牲となった。ナワリヌイ氏は生前「美しいロシア