フランスと日本の常識に違いは多々ある。“工事”に関しても同様で、中でも“工事終了予定”の常識はかなり違う。フランスの工事はどんどん伸びる。工事開始時に提示された終了予定はあくまで予定、約束ではない、フランスの常識として。 例えば、昨年夏に始まった我がアパルトマンの外壁塗装工事の終了予定は3カ月後の11月だった。もちろん12月に入っても終わる様子はなく(進んでいる様子も)「年明け終了予定」に変わった。が、4月中旬の今も依然工事は終了していない。 アパルトマンは鉄パイプの足場と厚いカバーで覆われ、外も見られず、朝も昼も夜も蚕の中のような光の届かぬ、風も通らない暮らしが早9カ月。住人たちと「うんざり
【パリオリンピックまで3カ月】パリ市民も危惧する、あのセーヌ川で選手が泳ぐって本当に可能なの?
2015年に始まった汚水処理システムの現代化工事、パリ市長は「もちろん私もセーヌに浸かります」と強気だが……
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