2024年3月6日、秋の米大統領選挙に向けた野党・共和党の候補者選びでドナルド・トランプ前大統領と争っていたニッキー・ヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明し、トランプ氏の党指名獲得が確実な情勢となった。 もしトランプ氏がホワイトハウスに復帰したら一体どうなるかという「もしトラ」から、政権交代を織り込む「ほぼトラ」へと、国際社会の関心が移りつつある。 日本などの同盟国が、第2次トランプ政権に不安を抱いているこの時期に、ちょうど良いタイミングでトランプ氏の外交政策に精通した3人の人物が、日本メディアとのインタビューに応じた。 一人は、トランプ前米政権で駐日大使を務めたウィリアム・ハガティ上院