ウクライナ戦争勃発から2年が経過した2024年2月26日、フランスのマクロン大統領が、対ロシア軍事戦略を話し合う国際会議で、「欧米の地上部隊をウクライナに派兵する可能性を排除しない」と爆弾発言し、NATO(北大西洋条約機構)に激震が走った。 米英独など加盟主要国は即座に否定し、ロシアのプーチン大統領が「西側が参戦か」と勘違いして、第三次大戦に発展しないよう火消しに大わらわだった。 プーチン氏は、数日後の年次教書演説(内政・外交の基本方針を国内外にアピール)の場を借りて、「介入する者にとり、悲劇的な結末につながる」と暗にマクロン氏にすごんだ。また、プーチン氏の側近も「1812年のロシア侵攻で敗北