ドイツのショルツ首相が4月13日より、ウィッシング運輸・デジタル相ら閣僚3名と企業トップらを率いて中国を公式訪問する。ショルツ首相の訪中は2022年11月以来であり、翌2023年7月にドイツ政府が中国からの「デスキリング」を図ることを明確に示した対中戦略を掲げてからは、初めての訪問である。 複数の閣僚が首相の外遊に帯同するのは異例のことだ。訪中の目的はもちろんトップセールスにある。 今回、ショルツ首相の訪中に帯同する3閣僚は親中派とされている。例えば、ウィッシング運輸相は、第5世代の通信網(5G)から中国の華為技術(ファーウェイ)製の機器の利用を制限しようとする動きに反対し続けてきたことで知ら
EUの対中政策に綻び、中国を公式訪問するドイツ・ショルツ首相の思惑
【土田陽介のユーラシアモニター】ドイツで起きている閣内力学の変化
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