そして、外界から様々な刺激を受けながら、そうした刺激に逐一反応しつつものを考える。こうした状態こそがニュートラルなのだと考えると、散歩こそ、脳が豊かに働くコンディションだと思います。 私は、小説を書く時にはやや集中した状態で書き進めますが、机に向かっているだけでは必ず行き詰まります。行き詰まることが最初から分かっているので、適当な時間がきたら外に出ます。そうすると、行き詰っていたところから、次の一手がふっと浮かぶ。 そうしたら、戻って続きを書き進める。もはや、散歩は仕事の中にスケジュールの一部として組み込まれています。 1日に散歩2回、昼寝2回というのが理想ですが、これは私だけの仕事と生活のリ
「創作に行き詰まると散歩に出かける」島田雅彦が語る、当てもなくぶらつく散歩の効用と魅力的な散歩体験
【著者に聞く】ふらっと入った田舎のスナックで地元の人と酒を酌み交わす喜び
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